220ℓのトロ舟でビオトープを作ってみた(設置編)

ビオトープ

 今回は人生で初となる、ビオトープの立ち上げについて書いていきます。

 なので、同じ様にビオトープに興味がある、または立ち上げてみたいと言う人にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。

 

ビオトープとは

 最近ではごく普通に定着しているビオトープと言う言葉ですが、語源はギリシャ語で命(bio)と場所(topos)とを掛け合わせた造語なんですよね。

 個人的な解釈としては、生物が住みやすい環境(場所)を構築する事の様に思います。

 そして、元来自然が大好きな私が不意に興味を持ってから、1週間ほど急激にビオトープについて調べた結果、建築資材のコンクリートやモルタルを練る時に使用する、トロ舟(メーカーによってはプラ舟)と呼ばれる容器を用いてビオトープを作る事にしました。

 

 

 

トロ舟を選んだ理由

 まず、私がビオトープの容器に何故トロ舟を選定したのかを、以下に挙げていくと、

○比較的に大容量の水量を確保できる。

○頑丈で耐久性がある。

○水量の割に低価格で購入できる。

と言う様な様々なメリットと、同じ建設系の職業なのでトロ舟になじみがあり、そう言った物でもビオトープが作れるんだ…と興味を持ったからなんですよね。

 人生で初のビオトープ作りに、いきなり220ℓと言う大型のトロ舟を用いた訳ですが、その大きさを許容できる土地があった事と、容器の大きさは気温の上下や大量の降雨による影響を受けにくいだろうと言う発想からでした。

 逆に言えば、場所の問題はデメリットかも知れません。

 そして、ゆくゆくはメダカやドジョウ、ヌマエビなどの生き物も投入する予定で、特にメダカなどは水深の浅い場所に生息しているので、そう言った環境を再現し易いのがトロ舟の特徴でもあります。

 次に耐久性について、これは左官屋さんなどが建設現場でガンガン使っていても、割れたトロ舟と言うものを見たためしが無い事からも、容易に想像がついてしまいました。

 最後に価格、実は大型の成形池(プラ池)も候補に挙がっていたのですが、価格が高騰する点やその他諸々の理由(水深や水の循環問題など)であえなく却下となりました。

 その点、トロ舟は今回の220ℓと言う大容量の物でも、おおよそ1万円強で購入する事が可能です。

 

 

 

地面に半埋めでの設置がオススメ

 トロ舟を最寄りのホームセンターで購入し、上の写真の様にまずは一心不乱にスコップで土を掘る事からスタートです。

 地面に半埋めする事の最大のメリットは、やはり地熱の影響を受ける事で、季節の水温の変化が緩やかになると言う事です。

 しかし、上記の作業はなかなか大変で、以前に畑として耕運などしていたのでまだよかったものの、いきなり庭の土を掘り起こすと結構な数の石が出てくる可能性が高いです。

 土地に関する記事はこちら副業のすすめ(準備編)

 

 

 

水平状態にする事が最大のポイント

 今回使用した220ℓのトロ舟は、外寸が縦1514mm、横900mm、深さ214mmと言うサイズなので、この大きさの物を水平状態にしつつ地面に半埋めにすると言う行いが、今回のビオトープ立ち上げにあたり最初にして最大のポイントだったかも知れません。

 実際に縦と横の水平を上手くバランスとる為に、何度も土を盛ったり減らしたりして調整していきました。

 

 

 

 何度か調整を繰り返していくうちに、上の写真の通り水平器によりトロ舟の水平状態が確認できました。

 

 

 

220ℓのトロ舟設置完了

 トロ舟の設置が完了し、トロ舟の周りに以前購入していた椎茸のホダ木を置いて雰囲気を出してみました。

 トロ舟の内部に設置したブロックは、後々のレイアウトの為の物になります。

 

 そして、今回はビオトープの設置編と言う事で、次回は雨水のオーバーフロー対策について書いていきたいと思います。

 

ワンポイントアドバイス

 トロ舟の地面半埋めは、一度設置したら移動困難なので、よく日の当たる場所を吟味する様にしましょう。

 

 ご自宅の限られたスペースなら、このサイズがオススメです。

 

 

 

 これから暇な時は、1日中ビオトープを眺めていると思います。

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