イチジクの栽培とテッポウムシ対策

イチジク

 以前の記事で金柑とイチジクの栽培について書いたのですが、今回はイチジクについて書いていきます。

 以前の記事はこちら。金柑とイチジクの栽培

 

 世界中でおよそ700種類以上もの品種があるとされるイチジクですが、その中で栽培するイチジクの品種を選定するにあたり、私は単純に自宅周辺のホームセンターでゲットする事が出来る品種を選びました。

 以下、その主な特徴を紹介していきます。

○桝井ドーフィン

 品種の札には単にドーフィンと記載される事も。桝井(ますい)とは日本に最初に持ち帰った人(桝井氏)に敬意を表している。

 日本国内の8割くらいがこの品種、スーパーや青果店で売られている俗に言う普通のイチジクではなかろうか。夏秋兼用品種で豊産性、程よい甘味とさっぱりした風味。また流通の多さは日持ちの良さに繋がる。

○蓬莱柿(早生日本種)

 ほうらいしと読み、中国から伝わって以来長く日本に定着している為、日本イチジクなどとも言われる。

 私の自宅で栽培していたのも、品種の特徴と合致する為この蓬莱柿だと思われる。秋果専用品種で適度な甘味とほのかな酸味と言う特徴だった。

 それでいて十分に熟した時の味わいはかなり濃厚な甘味だった。しかし、それと同時に果実が割れてき易く日持ちが若干悪い事が流通に影響していると言える。昔ながらのイチジク。

○ホワイトゼノア

 アメリカなどではケーキ用の品種として有名。果肉がしっかりしているのが加工に向いている所以。

 さっぱりとした甘味とイチジクらしい風味、夏秋兼用品種で豊産性。またイチジクの中では耐寒性が最も強い方で樹勢も旺盛、日持ちもすると言う事でバランスは良いかも知れない。

○セレストブルー

 唯一、仕事で他県に出向いた時に購入した品種で自宅付近ではあまり見かけない。

 果実の大きさはイチジクの中でも小さい部類でピンポン玉くらいの一口サイズだが、かなり濃厚な甘味を誇る。豊産性で樹勢はそれほど強くなく、コンパクトに栽培できる。耐寒性もかなり強く、秋果専用品種。

○バナーネ(ロングドゥート)

 フランスから導入された品種でロングドゥートと言う表記もされる事が多い。夏秋兼用品種で夏果はかなり大きいサイズになる。一方、秋になる果実はサイズは落ちるが、バナナの様な濃厚な甘味とねっとりとした食感をもつ。

 熟期になっても表皮が赤紫の様に色付く事がない為、そこら辺の見極めが重要。流通的に貴重な品種で、近年人気がある。

 

 と言う訳で、上記の5品種のイチジクを栽培し始めたのですが、イチジクは他の果物に比べて食物繊維や鉄分、カルシウムやカリウムなどのミネラルが多く含まれるので、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、また心筋梗塞予防や便秘の改善などの効能も期待できます。

 

 そして次は、イチジクの栽培においての重要ポイントについてです。

 上の写真に写っているイチジクは、私の自宅に植えていたものなんですが、植えて5、6年目にしてテッポウムシの被害に遭い枯死してしまいました…。

 テッポウムシとはカミキリムシの幼虫の事を言うのですが、比較的容易とされるイチジク栽培において、そのカミキリムシの産卵だけは防がなければなりません。

 上の写真でもカミキリムシの成虫が抜け出て行った穴がはっきりと確認出来ると思います。

 産卵後、卵から孵った幼虫はイチジクの木の内部を食害し、ひどい時はイチジクを枯死に至らせます。

 また私の自宅のイチジクは植えてから3、4年目までカミキリムシの姿は全くと言っていい程確認出来なかったのですが、5年目あたりから何気に木にとまっているのを見かける様になりました。

 恐らく、カミキリムシは幼虫が成虫になれるまでの太さのイチジクを本能的に判別しているのだと思われる。(木の太さ=成虫になるまでの餌の量)

 なので、ある程度の年数が経ったイチジクにはテッポウムシ被害に対する対策が必要になってきます。

 色々な対策がある中で私が行きついたのが、上の写真のテッポウムシ予防樹脂フィルムです。ネットで調べたところ、かなりの人がこれで予防している様ですね。

 注文したところ、上の写真の様にハケも付属されているので安心です。

 付属のハケでそのまま塗っていきます。実際に使用した感じだと、なるべく薄めに伸ばす様に塗っていくのがポイントですね。

 上の写真が塗り終えた状態です。

 乾くと透明になり、全然目立たなくなります。また樹脂フィルム自体にかなりの伸縮性がある為、これにより樹勢が弱りイチジクの成長の妨げにはならない様です。

 そして1度塗る事により、その効果は1年以上保たれるとの事です。これはなかなか頼もしいですよね。

 また前述の通りだと、カミキリムシの産卵→テッポウムシの被害が発生するには、ある程度イチジクの木が成長してからだと思われますが、テッポウムシの他にもカメムシなど樹液を吸汁する害虫がいるので、私は幼木の時期から塗布する事にしました。

 上の写真の様に、植えて1、2年目には早くも実がなるところもイチジクの魅力の様な気がしますね。引き続き、栽培頑張ります。

 

 イチジクを栽培するなら、用意しておいて損はないアイテムです。

 家庭での果樹栽培で何を植えようか迷ったら、イチジクがオススメですよ。

 

 

 

 これからは、カミキリムシに最大限の注意を払っていきます!

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