失敗談 イチジクの栽培とテッポウムシによる被害

家庭菜園

 以前の記事で金柑とイチジクの栽培について書いたのですが、今回はイチジクについて書いていきます。

 以前の記事はこちら。果樹栽培している方必見!噴霧器でニームオイルの効果検証

 

今現在の栽培状況

 最初に結論を言いますと、イチジクの栽培は諦め、種なし金柑の栽培1本にする事を決意しました。

 ハッキリ言って、私の環境でのイチジク栽培は、失敗でした。

 

金柑だけに絞った理由

 イチジクの栽培を断念した理由の最たるは、やはりテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)による食害が、ハウス栽培ではない物理的な面と、電気工事業との兼業と言う時間的な面で厳しいと判断したからです。

 あとは金柑と比較した時に、イチジクと言う果物の日持ちの短さ、と言うところも販売流通の面でネックだと感じました。

 

 なので、ここから先の記事内容としては、純粋にイチジクの各品種に興味がある、またはテッポウムシ予防について何らかのヒントを得たいと思っている方々の為のものとなっております。

 

イチジクの選定と購入

 世界中でおよそ700種類以上もの品種があるとされるイチジクですが、その中で栽培するイチジクの品種を選定するにあたり、私は単純に自宅周辺のホームセンターでゲットする事が出来る品種を選びました。

 その理由の最たるは、近くのホームセンターで売っているくらいなので、日本の気候にも順応し易く、栽培し易い品種であろうと言うところからでした。

 

各品種の特徴

 以下、その主な特徴を紹介していきます。

 

 

○桝井ドーフィン

 品種の札には単にドーフィン、と記載される事もある代表品種で、桝井(ますい)とは日本に最初に持ち帰った人(桝井氏)に敬意を表している。

 日本国内の8割くらいがこの品種、スーパーや青果店で売られている俗に言う普通のイチジクではなかろうか。

 夏秋兼用品種で豊産性、程よい甘味とさっぱりした風味、また流通の多さは日持ちの良さに繋がる。

 

 

○蓬莱柿(早生日本種)

 ほうらいしと読み、中国から伝わって以来長く日本に定着している為、日本イチジクなどとも言われる。

 私の自宅で栽培していたのも、品種の特徴と合致する為この蓬莱柿だと思われる。

 秋果専用品種で、適度な甘味とほのかな酸味と言う特徴だった。

 それでいて十分に熟した時の味わいはかなり濃厚な甘味だったが、それと同時に果実が割れ易く、日持ちが若干悪い事が流通に影響していると言える。

 

 

○ホワイトゼノア

  果肉がしっかりしているので加工に向いていて、 アメリカなどではケーキ用の品種として有名。

 さっぱりとした甘味とイチジクらしい風味、夏秋兼用品種で豊産性。

 またイチジクの中では耐寒性が最も強い方で樹勢も旺盛、日持ちもすると言う事でバランスは良いかも知れない。

 

 

○セレストブルー

 唯一、仕事で他県に出向いた時に購入した品種で、自宅付近ではあまり見かけない。

 果実の大きさはイチジクの中でも小さい部類で、ピンポン玉くらいの一口サイズだが、かなり濃厚な甘味を誇る。

 豊産性で樹勢はそれほど強くなく、コンパクトに栽培できる。

 耐寒性もかなり強く、秋果専用品種。

 

 

○バナーネ(ロングドゥート)

 フランスから導入された品種で、ロングドゥートと言う表記もされる事が多い。

 夏秋兼用品種で夏果はかなり大きいサイズになる一方、秋になる果実はサイズは落ちるが、バナナの様な濃厚な甘味とねっとりとした食感をもつ。

 熟期になっても表皮が赤紫の様に色付く事がない為、そこら辺の見極めが重要。

 流通的に貴重な品種で、近年人気がある。

 

 と言う訳で、上記の5品種のイチジクを栽培し始めたのですが、イチジクは他の果物に比べて食物繊維や鉄分、カルシウムやカリウムなどのミネラルが多く含まれるので、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、また心筋梗塞予防や便秘の改善などの効能も期待できます。

 

 

我が家のテッポウムシ被害

 そして次は、イチジクの栽培においての重要ポイントについてです。

 上の写真に写っているイチジクは、私の自宅に植えていたものなんですが、植えて5、6年目にしてテッポウムシの被害に遭い枯死してしまいました…。

 

 

 テッポウムシとはカミキリムシの幼虫の事を言うのですが、比較的容易とされるイチジク栽培において、そのカミキリムシの産卵だけは防がなければなりません。

 上の写真でもその中央部に、カミキリムシの成虫が抜け出て行った穴がはっきりと確認出来ると思います。

 産卵後、卵から孵った幼虫はイチジクの木の内部を食害し、ひどい時はイチジクを枯死に至らせます。

 また私の自宅のイチジクは植えてから3、4年目までカミキリムシの姿は全くと言っていい程確認出来なかったのですが、5年目あたりから何気に木にとまっているのを見かける様になりました。

 恐らく、カミキリムシは幼虫が成虫になれるまでの太さのイチジクを本能的に判別しているのだと思われる。(木の太さ=成虫になるまでの餌の量)

 

 

テッポウムシ予防樹脂フィルム

 なので、ある程度の年数が経ったイチジクにはテッポウムシ被害に対する対策が必要になってきます。

 色々な対策がある中で私が行きついたのが、上の写真のテッポウムシ予防樹脂フィルムです。

 ネットで調べたところ、かなりの人がこれで予防している様ですね。

 

 

 注文したところ、上の写真の様にハケも付属されているので安心です。

 

 

 上の写真は実際に塗っているところですが、付属のハケでそのまま塗っていきます。

 実際に使用した感じだと、白い部分が残るくらい、なるべく厚く伸ばす様に塗っていくのがポイントですね。

 

 

 上の写真が、塗り終えた状態です。

 乾くと透明になり、全然目立たなくなります

 また樹脂フィルム自体にかなりの伸縮性がある為、これにより樹勢が弱ったり、イチジクの成長の妨げにはならない様です。

 そして1度塗る事により、その効果は1年以上保たれるとの事なので、これはなかなか頼もしいですよね。

 また前述の通りだと、カミキリムシの産卵→テッポウムシの被害が発生する時期とは、ある程度イチジクの木が成長してからだと思われますが、テッポウムシの他にもカメムシなど樹液を吸汁する害虫がいるので、私は幼木の時期から塗布する事にしました。

 

 

 上の写真の様に、植えて1、2年目には早くも実がなるところもイチジクの魅力の様な気がしますね。

 

ワンポイントアドバイス

 イチジクは育て易く、植えて3年ほどで実がなり始めるので、庭木に1本あると良いかも知れません。カミキリムシの飛来にだけはご注意を。

 

 関連する記事はこちら。失敗談 金柑ぷちまるの植え付け時期について

 

 

 

 

 これからは、カミキリムシに最大限の注意を払っていきます!

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