金柑ぷちまるの新芽や観察記

きんかん

 今回は約3年前から始めた金柑ぷちまるの栽培において、その途中経過の様子や栽培の過程で経験した事や気付いた事について書いていきます。

 これから金柑の栽培を始めてみたい人や、同じ様に金柑を栽培している人にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。

 

 

 

今年も雑草との闘いが始まる

 上の写真はゴールデンウィークの時期の、金柑栽培を行っている土地の様子です。

 白い花はよく見かける雑草で、気を抜いていたら辺り一面に生い茂ってしまいました…。

 なので金柑の周りの雑草だけは草刈り鎌で刈り取り、刈った雑草はそのまま金柑の根本に敷き、しばらくは雑草が生えてくるのを防ぐ様にしました。

この作業は雑草が目立ってきたら、早め早めで実行する事が大事です。

 

 

 

金柑ぷちまるの新芽

 上の写真に写っているのは、金柑ぷちまるの待望の新芽です。

 みかんなどの柑橘類と比べると、10日から2週間くらい遅い新芽でしょうか、ちょうどGWの時期辺りに新芽が出始めます。

 

 

 

 上の写真に写っているものなどは、冬の寒さで葉っぱが全て落ちてしまい、ギリギリのところで生き延びて新芽を出してくれました。

 金柑はある程度の耐寒性はありますが、-5℃よりも気温が低くなる地域だと枯れてしまう可能性がでてきます。

 特に植え付けてから2、3年くらいまでの幼苗はまだ十分な体力が無いからか、この傾向が強いと感じました。

 

 

 

大苗購入は時間の購入

 上の写真も金柑ぷちまるの苗木ですが、知り合いの植木屋さんに苗木を頼んだところ、かなり良いサイズ(3~5年生)の苗木をリーズナブルな価格で売ってくれました。

 今にして思えば、この時に必要本数をこのサイズで取り揃えられれば、かなり理想的だったのですが、この時は6本しか購入しませんでした。

 しかし、良いサイズの苗木を運よくゲットし植え付けても、そこから順調に根を張り葉を茂らせ、金柑の実が収穫できる様になるまでは、結局ホームセンターで購入した1~2年生の小さな苗木とあまり変わらないかも知れません。

 むしろ木のサイズが大きい分、根張りとのバランスが取れるまでは、葉が落ちたりなど順調にはいきませんでした。(その分成長が軌道に乗った時の収穫量は良いかも)

 

 

 

金柑ぷちまるの生存率

 上の写真は春先を前にして枯死してしまった苗木と、新たにホームセンターで購入して植え付けた苗木です。

 この1本以外は新芽を確認しているので、植え付けたものが順調に育ってくれれば、幼苗の冬越し問題はひとまずクリアできそうです。

 そして私の場合の金柑ぷちまるの幼苗期の生存率を以下に表しますと、

購入数59  枯死数7  生存率約84%

と言う結果になりました。

 自然環境によるものなので仕方ないのですが、冬場の防寒対策も何か考えないとですね。

 

その他経験して分かった事

 上述していますが、本格的に防寒対策は考えていかないと、いざ金柑が実を付けたとしても、凍害で実がブヨブヨになってしまうケースが多々あったので、今後の一番の課題だと感じています。

 

 

 

 また、金柑の栽培も一番長い木で3年ほど経過していますが、大半が2年目のものです。

 体感的に、収穫し始められるのは4年目の木からだと感じるので、それまでは木を大きくする為に摘果、摘蕾をなるべく行う様にしていこうと思います。

 

まとめ

 以下に金柑ぷちまるの栽培を3年ほど行って感じた事を挙げると、

○新芽の時期はゴールデンウィーク辺り

○冬場の防寒対策は重要(特に幼苗時の冬越し)

○苗木の購入はネットなら3年生くらい、ホームセンターで購入ならなるべく立派なものを選ぼう

○金柑の収穫ができるのは大体4年目以降

と言う様な感じになりますので、金柑栽培のちょっとした参考にしてみて下さい。

 

 

 

果樹の収穫は早くて4年目から

 上の写真は3本ほど植えている梅のものですが、少量ですが実を付けたので梅酒でも作ろうかと考えています。

 梅に関しても、4年目となる来シーズン以降が今から楽しみです。

 

ワンポイントアドバイス

 果樹栽培において最初の3年くらいは、実を取ろうなどとあまり欲は出さない事。

 

 

 

 

 桃栗三年柿八年、金柑いちじく梅四年。

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