今回はユニットハウスの事務所に、DIYで軒を製作した時の模様を書いていきます。
なので、同じ様に事務所などに軒が無く、雨が降った時に濡れて困っている方々にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。
2坪のユニットハウス
上の写真に写っているユニットハウスは、中古で購入し有井電気の事務所として使っているものです。
ご覧の通り軒が無い状態で、雨が降った時などはなかなか濡れていたので、DIYでお手製の軒を作る事にしました。
軒とは
そもそも、最初から軒と言う言葉を使っていますが、意外とどこの何の部分を指すのか分からないと思うので説明しますと、戸建住宅の屋根のうち、外壁や窓、玄関よりも外側に出ている部分の事を言います。
まずは軒のベースとなる木材を、ユニットハウスの端から端までの長さで取り付けます。
勾配が大事
木材を取り付ける際、上の写真の様に勾配をつける(勾配をつける→斜めに角度をつける)事が重要なポイントですね。
また、写真で見ると遠くの空の雲行きが怪しく、少ししたら雨が降ってくる予報だったので作業を急ぎました。
単管パイプを立てる
次に、軒を支える単管パイプを立てていきます。
最初から長いパイプを立てたいところですが、作業効率が悪いのでまずは1メートルの長さのパイプをハンマーで思いっきり叩き、土に食い込ませていきます。
水平垂直が基本
上の写真の様に、単管パイプの叩き始めの段階で、水平器を使ってパイプの地面に対する垂直状態を確認していきます。
建築系のDIYでは、工作物をいかにして水平垂直の状態にするかが1つのポイントではないでしょうか。
順調にパイプを立てる事ができました。
単管パイプをジョイントする
上の写真に写っている物が、単管パイプのジョイント部材になります。
この部材をパイプに差し込む事で、更にパイプの延長が可能になります。
軒の製作手順
以下の写真を参考にして軒の製作手順をまとめると、
○1メートルの単管パイプを半分ほど土に食い込ませて立て、ジョイント部材で軒を支えたい高さまで延長(必要な長さで単管パイプは切断)する。
○上記を2ヶ所で行い、その2本のパイプと連結させる形で横に単管パイプを取り付ける。
○最初に勾配をつけて取り付けた木材と、横に取り付けたパイプとを木材で連結させる。
○上記の木材を下地にして、樹脂製の波板を適度なサイズにカットして取り付ける。
と言う事になり、完成図としての写真が以下となります。
急ピッチで作業を進めて、何とか軒の製作が終わりました。
地面の色の変化で分かると思いますが、作業の途中で雨が降ってきてしまいました。
これで雨に対しての備え万全
ユニットハウスを購入し事務所にしたのも、元々はDIYで自作した作業小屋の雨漏り対策に疲れたからでした。
そして今回、軒も完成し益々雨に濡れなくなったので、より一層事務作業やステンドグラス照明の製作に打ち込もうと思います。
ワンポイントアドバイス
勾配をつける際の木材の角度設定や固定がやや難しいですが、基準とする対象物から滑らかに(外観的に自然な感じ)勾配がついていればOKだと思います(ただし、1mの長さで3cm以上下がっている事が重要)。
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