今回は茅ヶ崎市内にある保育園から依頼を受けた、壁掛け扇風機の取り付け工事について書いていきます。

上の写真が今回取り付ける壁掛け扇風機と、設置する場所になります。
そもそもお客様が依頼された理由が、部屋の広さに見合ったエアコンは設置しているが、空気の流れが一方向に集中してしまい冷暖房の効率がイマイチ…と言う事でした。
能力のあるエアコンも設置する場所や向きによっては、その性能をフルに活かせない場合があるんですよね。

早速開梱し、上の写真の様に各部品のチェックから行います。

基本的に、扇風機の組み立てとは本体に羽根とカバーを取り付けるだけなので、扇風機本体を取り付ける為の金具の取り付けが最重要な作業となってきます。
上の写真ではお客様のご希望の元、なるべく上の方で、かつ今回はスイッチがひもで引っ張るタイプだったので、そのひもが大人の手の届き易い場所を選定しました。

壁掛け扇風機の取り付け完了です。ひもがドア等に干渉しない様な場所に取り付ける事が出来ました。

次に壁掛け扇風機の電源となる、コンセントの増設作業を行います。


上の2つの写真ではジョイントラインと言う工具を使い、壁の中に電線を通す為の障害物の有無を調べています。
上の写真でジョイントラインがほぼ壁内に入っている為、障害物が無く電線を通す事が可能な事を示しています。

壁掛け扇風機の電源コードが届く範囲で、かつコンセントから配線が行える位置に壁を開口する為の墨を書いていきます。
*墨を書く→エンピツ等で印を付ける事です。

墨を付け終わったら、いよいよボードを開口していきます。

ボードの開口を終え、先程のジョイントラインも確認出来ると思います。(壁内で若干見えにくいですが)


次に、配線とコンセントの取り付けを行います。

コンセントの取り付け完了です。


壁掛け扇風機の取り付け及び電源増設工事、完了です。
エアコン自体からは冷たい風も温かい風も出ているけど、何故か部屋全体が冷えない又は温まらないと言う場合は、壁掛け扇風機の設置をご検討してみるのも良いと思います。
エアコンの性能を最大限発揮させるには、いかに風の流れを作るかと言う事が重要です。


今回の工事とほぼ同じやり方で、自宅の子供部屋にも壁掛け扇風機を設置してみました。……多分、順を追って各子供部屋に設置する事になるのかな。
エアコンの性能を最大限引き出すには、風の流れを作る壁掛け扇風機がオススメですよ。
DIYで壁内に電線を通したり、壁内の調査にはジョイントライン。
子供の頃は、床置きの扇風機しかなかったな…。
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