単相二線式から単相三線式への電源切り替え工事を解説

分電盤

 今回は神奈川県横浜市内にある、知り合いのお弁当屋さんにて店舗の電源切り替え工事を行なった模様について書いていきます。

 なので、ご自宅や店舗で頻繁にブレーカーが落ちてしまう人や、電源の供給方式を単相二線式から単相三線式に切り替えたいと思っている人にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。

電気工事のご依頼は有井電気まで

 

 

 

町のお弁当屋さん

 今回の現場は町のお弁当屋さんで、付近に大学などもあり昼時にはなかなか混雑するとの事でした。

 そんなピーク時にブレーカーが頻繁に落ちてしまい苦労されていたので、早速工事に取り掛かります。

 

 

 

 上の写真は既存の分電盤のものですが、天井すれすれに設置されておりフタもついていない様な状態でした。

 そして電源の供給方式は幹線が二本線の、単相二線式でした。

 単相二線式の解説記事はこちら。単相二線式の分電盤の交換手順や特徴を解説

 

 

 

 

電柱側は既に三線式に対応済みだった

 上の2枚の写真は、外部の電気メーター及び電気の引き込み部分のものですが、白い線と黒い線が結線されているのに対して、赤い線は丸まったまま結線されていない事が分かります。

 これは即ち、残る赤い線も結線し、単相三線式に対応する電気メーター、分電盤などを準備すれば、単相二線式→単相三線式に切り替えられる事を意味しています。

 

 

 

 建物側の幹線の準備として、用意した3芯の電線に紫外線対策のテープを巻いていきます。

 

 

 

 紫外線対策のテープを巻いたら、各電線の色と同色のビニールテープを、それぞれの線に更に巻いていきます。

 

 

 

 単相二線式の電源供給方式から、単相三線式の電源供給方式に切り替える外部の準備が完了しました。

 後は所轄の東京電力などの電力会社に申請し、切り替え工事を行なってもらいます。

 

 

 

屋内にて分電盤交換

 次は屋内にて、分電盤の交換作業になります。

 上の写真に写っている物が、今回取り付ける単相三線式の分電盤ですね。

 

 

 

 既存の分電盤の内部を確認してみると、アンペアブレーカーには白い線と黒い線が接続されており、赤い線は屋内側でも予備的に備えられていました。

 

 

 

 分電盤の交換作業も完了し、新しい分電盤は取り付け位置を若干調整して、フタもしっかりと付けられる様にしました。

 

 

 

 屋内、外部ともに工事が完了し、単相二線式から単相三線式への切り替えの準備が整いました。

 

 これで町のお弁当屋さんも、沢山のお弁当をスムーズに作る事ができる様になって良かったですね。

 

ワンポイントアドバイス

 単相二線式から単相三線式の電源供給方式には、ほとんどの場合切り替え工事が可能なので、まずは最寄りの電気工事店に相談する様にしましょう!

 

 関連する記事はこちら。分電盤の交換とブレーカー増設の手順を解説

 

電気工事のご依頼は有井電気まで

 

 

 

 

 何だかんだで幕の内弁当やのり弁が、一番バランス取れてて美味いかな…。

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