ブレーカーが落ちる マンションでの絶縁改修を解説

分電盤

 今回は、とあるマンションにおいて、共用部のブレーカーが頻繁に落ちてしまうと言う依頼を受けた時の事を書いていきます。

 絶縁抵抗計と言う測定器を使用して絶縁改修工事を行なったので、マンションや一般住宅、または店舗などにおいて、頻繁にブレーカーが落ちて困っている方々にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。

電気工事のご依頼は有井電気まで

 

 

 

 今回の現場は神奈川県は横浜市にある、とあるマンションでした。

 上の写真の様に自転車置き場や植栽の部分も広く、外部照明やエントランスの照明を含めた回路のブレーカーが落ちて困っている様でした。

 

 

 

絶縁抵抗計

 上の写真は共用分電盤内の、落ちてしまうと言うブレーカーの絶縁抵抗値を計っているところです。

 写真での数値は0.5MΩを示していて、ブレーカーを投入したところ、10秒くらいすると落ちてしまっていたので、原因を探る事にしました。

 

 因みに絶縁抵抗計とは分かり易く簡単に言うと、電気機器や電気回路の感電や漏電の危険性を表す数値を測定する測定器、と思って頂ければ良いかと思います。

 測定値が高い程、該当する電気機器や電気設備による感電や漏電の危険性は低くなり、上の写真の様に0.5MΩ以下になってくると、ブレーカーが落ちる可能性が高くなります。

 

 

 

まずは切り分け作業

 上の2枚の写真の様に、外部の植栽部分にも外灯が設置されていたので、電球や照明器具を回路から切り離したうえで、絶縁抵抗計でこまめに測定していきます。

 

 

 

 植栽部分の照明器具は、今回の原因ではなさそうだったので、次は上の写真に写っている照明器具を調査する事にしました。

 特に左側のスポットライトなどは、風雨が強い時などは雨水の侵入の可能性が考えられる為です。

 

 

 

 

 上の写真の様にスポットライトを外し、そして絶縁抵抗計で測定したところ、ここの部分も絶縁不良の原因ではなさそうでした…。

 

 

 

原因、分かったかも…

 なかなか原因が特定できず、途方に暮れかけていた時、ふと足元に目をやると上の写真に写る地中埋設型のアッパーライトが目に入りました。

 

 

 

 蓋をあけてみたところ、上の写真に写っている通り、照明内部の通電部分がほぼ浸水しているのがお分かり頂けると思います。

 

 

 

 まずは照明器具内の雨水を全て吸い取り、続いて乾いた手ぬぐいで細かい水滴などを完全に拭き取りました。

 仕上げに蓋とタイルの部分のコーキングを入念に施す事により、雨水の侵入が再び起きない様に改修致しました。

 

 

 

絶縁改修工事の完了

 照明器具内の水を抜いた後に、上の写真の様に再度絶縁抵抗を計ったところ、その数値は10MΩを示していたので、上記のアッパーライトが今回の絶縁不良の原因であったと言えると思います。

 

 そして、マンション共用部のブレーカーも正常に投入する事ができ、外部照明やエントランスの照明も点灯させる事ができました。

 マンションなどでは、特にエントランスの照明が停電状態ですと、かなり不便だと思われますので、その様な場合は最寄りの電気工事店などに相談する様にしましょう!

 

ワンポイントアドバイス

 調査全般に言えることですが、細かい所や、まさかそんな所が、と思われる様な所こそ慎重に確認する様にしましょう。

 

 関連する記事はこちら。ブレーカーが落ちる・漏電遮断器のトリップ状態の解決方法

 

電気工事のご依頼は有井電気まで

 

 

 

 

 この手の工事は、原因が分かった時に凄くホッとするね。

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