今回は、とあるテナントビルにて天井埋め込み型の照明器具を交換した時の模様を書いていきます。
交換にあたっての重要なポイントなども解説しているので、同じ様にオフィスやテナントなどに天井埋め込み型の点灯しにくい照明があったり、または単純に照明器具の交換を考えていると言う方々にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。
安定器の故障が原因
上の写真に写っているのは、天井埋め込み型で40ワットの蛍光管が2本セットできる照明器具になります。
交換工事の当日は点灯していましたが、普段は点灯するのに時間がかかったりしていた、との事でした。
また、蛍光管を新しい物に交換しても現象は変わらない事から、安定器と呼ばれる部品の経年劣化故障の可能性が高く、今回はお客様の要望で照明交換となりました。
上の2枚の写真は、それぞれカバーを外したところと、電源線を作業前に絶縁処理しているところですね。
そして、すぐ上の写真に写る白い部品が安定器となります。
既存の天井埋め込み型の照明器具を、撤去したところです。
問題発生
上の写真は、既存の照明器具を取り付ける為の金具なのですが、新しい照明は天井内の埋め込み寸法が違ってくるので、現状のままでは取り付ける事ができない状況でした。
金具を加工する
上の写真に写っている物が照明取り付け用の金具で、既存のネジもサイズが細く、短い物でした。
電動工具を使い、用意したネジが入る程の大きさに穴を拡げました。
上の写真は、用意したネジやナット、ワッシャーと呼ばれる材料です。
そして、それらの材料と加工した金具を組み合わせて、いよいよ照明器具を取り付けられる状態となりました。
因みに用意したネジは3/8の全ネジ(通称、さんぶの全ネジ)で、照明器具の天井内埋め込み寸法に合う様な長さで切断しました。
埋め込み型照明器具の取り付け完了
上の2枚の写真は、それぞれ照明器具のベース部分の取り付けと、光源部を取り付け点灯確認をしているところですね。
今回の様な埋め込み型の照明器具は、見た目がスッキリとしていて付近の明るさも十分に確保できる事から、特に事務所などに向いていると感じます。
加えてLEDの長寿命により、蛍光管の交換作業も必要なくなったので、お客様にも喜んで頂けて良かったです。
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