店舗経営者必見!看板の照明が点かない時のポイント

照明関係

 

 今回は知り合いのサッシ屋さんにて、看板内の照明が点かない不具合への電気工事です。

 普段あまり意識しない事ですが、お店の看板が点灯していない、若しくは一部が点いていないと言う事は非常に多いです。

 看板=お店の顔、と言えるくらい重要な物だと思うので、この記事はその様な店舗経営者の方々必見の内容となっております。

 

 電気工事のご依頼は有井電気まで

 

 

 序盤の現場調査

 序盤戦でかなり苦戦しました…この店舗を長年使い、慣れているお客様の話しだと、スイッチは無いとの事でした。

 そしてそれは、上の写真に写っている防水コンセントに100ボルトが常時印加(いんか)されている事を意味します。…しかし、点検用の電球が何故か点きませんでした。

 

 私は電気のトラブル系の現場に向かう道すがらは、大体の作業イメージや物事の原因等を頭の中に描いて行くのですが、実は今回はかなり楽勝な展開を予想していたので若干焦りました…。

 

 やはり、何事も油断大敵ですね。

 

 

原因判明

 それでも色々と調べていくうちに、上の写真の真ん中で横一列に並ぶ電気部品の内、右端の自動点滅器と呼ばれる部品が故障している事が分かりました。

 

 そして一番左の部品、これも外見は違いますが自動点滅器です。

 通常は照明を制御するのに1つの点滅器を用いるのですが、ここでは何故か2つの点滅器で看板照明を制御していました。

 結果、2つの内の1つが故障すると、そこで電気の流れがストップしてしまい照明が点かないと言う事になります。

 通常はあり得ない事が、意外な盲点となってしまいました。

 

 

看板照明が点かない時のチェックポイント

 ここで、看板照明などが点かない場合に、原因を追求する方法を以下にまとめます。

○自動点滅器やタイマーの有無を確認する

 上の写真で故障していた部品は自動点滅器と言って、周囲の明るさによって照明を自動で入り切りする部品です(明るい時→消灯、暗い時→点灯)。

 また、タイマーは文字通りあらかじめ設定した時間の中で照明を入り切りする部品です(例:17時点灯→23時消灯)。

 外部の電気設備などは、上記2つの内いずれかの部品で制御している(スイッチの代わり)ケースが多いので、基本的にはこれらの部品が備わっているかをチェックして、そして故障がないかを点検していきます。

蛍光管および安定器のチェック

 看板内の蛍光管などを取り替えられる状況ならば、そこがまず第一に確認し易いポイントになります。

 次点で蛍光管を点灯させる為の部品である、安定器の故障を疑います(平均寿命≒10年前後)。

 安定器が故障している場合は、照明器具自体の交換もしくはLED化する為の電気工事を依頼しましょう。

 照明器具のLED化工事は有井電気まで

 

 

看板照明復旧

 故障した点滅器を取り外し、上の写真の様に電気的にスイッチONの状態にしてやると、点検用の電球が点灯し電圧100ボルトがコンセント部分に印加された事がお分かり頂けると思います。(写真右端)

 

 

 そして、防水コンセントを省き建物内部での配線にして欲しいとのご要望があったので、上の写真の様に全体的にスッキリする事が出来ました。

 

 また、防水コンセントがなくなった事によりできた穴を、コーキングと言う部材で水処理しました。

 

 ブログ的に考えれば、暗い中で看板が点いている写真が欲しかったところですが、まだ暗くなるには時間があった事と、次の予定があったのでこの現場での作業は終了しました…。

 

 

 上の写真は今回の現場で故障していた物で、手にしているのが自動点滅器です。

 自動点滅器は、照明を周囲が暗くなると点灯させ、そして朝方など周囲が明るくなると消灯させる機能があります。

 また、防水コンセントも緑色の台座部分が駄目になっており、コンセント(オス)を差し込みづらくなっていました。その様な状態になると防水コンセントも交換が必要です。

 

ワンポイントアドバイス

 店舗の看板照明が点かなくなったら、看板の専門業者か最寄りの電気工事店に、早めに連絡して対応してもらう様にしましょう。

 

 関連する記事はこちら。スイッチの交換手順の解説と種類ごとの用途説明

 

 電気工事のご依頼は有井電気まで

 

 

 

 

 看板が明るいと自然に商売繁盛となるものですし、お店の顔は常に明るくしときましょう!

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